【ラジオ情報】ベラルーシの独裁政治について(安住紳一郎の日曜天国より)
安住紳一郎の日曜天国の「さばいてにち天」というコーナーで、
海外の政治について紹介されていて、
私は知らなくて驚いた情報だったので載せてみます。
ベラルーシ共和国のお話です!
この国の大統領は、
通称、《ヨーロッパ最後の独裁者》と言われています。
ルカシェンコ大統領(65歳)です。
口ひげがトレードマークの強面で
今、大統領選をめぐる不正疑惑で渦中の人です。
この人の政治手法が強引でびっくりです。
まずベラルーシという国について。
ベラルーシは、
東ヨーロッパに位置している国です。
日本の半分の国土に、およそ945万人が暮らす小さな国です。
1991年に旧ソ連から独立した15か国のうちの一つです。
15か国の中でも独立後のスタンスはそれぞれ異なっていて、
ロシアと距離を置く国(ウクライナ等)と旧ソ連色の強い国(=新ロシア)があり、
ベラルーシは後者です。
そしてベラルーシは、この新ロシアの中でも更に独特で、
再びロシアと統合する道を目指しています。
これはルカシェンコ大統領のルーツが関係しているということでした。
ルカシェンコ大統領は、
若いころはソ連の陸軍に所属していて、
その後、ベラルーシの国会にあたる最高会議の議員に当選しました。
彼は、当時この最高会議の中で、
ただ一人最後までソ連の解体に反対し続けた人です。
独立後、最初の大統領選に出馬して、39歳の若さで初代大統領に就任。
就任後、かつての無念を晴らすため、ロシアとの再統合を目指しているのです。
大統領でいるために三選禁止(三回選ばれることを禁止している)の憲法を改正し、
ライバルになりそうな人は拘束する等、
強引なやり方で27年間トップに君臨し続けています。
ラジオで紹介されていた大統領が決めたルールや発言をご紹介します。
①美女は国を出ちゃダメ
ベラルーシは世界屈指の美女大国として知られています。
美女は国の宝と考える大統領は、
首都から外国人のモデルが映った看板をすべて撤去しました。
(=美女はベラルーシだけでいい)
また、美女の国外流失を避けるため、
モデルは政府の許可なく出国してはだめというルールをつくりました。
②拍手をしちゃだめ
以前国内で拍手で抗議の意思を示すのがブームになったことから、
大統領は拍手は反政府活動につながると考え、
町で拍手をすれば、捕まえることができるという法律をつくりました。
③新型コロナ対策
ウォッカを飲めばコロナは怖くないという、
根拠のない精神論で国民を鼓舞して
国民から大ひんしゅくをかいました。
このような狂犬政治・選挙の不正、コロナの対応の失敗により、
こんな独裁者にはついていけないと
国民が退陣をもとめて、連日デモが続いているそうです。
以上。ラジオから聞いたままを書いてみました。^^